頭では理解していたつもりでした。ですが、現実には「わけの分からない」母のことばをついつい「否定」したり「無視」したり。家族とは冷たいものです。
ところが、この「介護者」も認知症の方だったそうです。徘徊癖があり、日中一人で家にはいられないのでデイケアに通ってきている。本人は認知症という認識はないから、デイケアへは「手伝い」に来ていると思っている。職員として働いているつもりなので、出勤簿もつけていて、職員としての雑務もこなしている。
職員としか見えないことの方を、他の認知症の人たちも、職員と思い込んで世話になっているのだそうです。
「どこが認知症なのかわからない普通のふるまいができる処遇、それが認知症ケアの神髄なのだと思う」とこのコラムの著者は締めくくりました。
芝居ごころに乏しかった私は反省が残るばかりですが・・・
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