けやき便り: 「5分で切れます」 2009年5月29日のブログです。ミャンマーの元留学生との電話が5分で切られてしまった経験を書きました。この電話があったのは2009年より数年前のことでした。
2012年4月、ミャンマーが大きく変わってきたようです。
日本政府が来日中のミャンマー大統領に25年ぶりの円借款(えんしゃっかん)再開を表明し、日本の企業がミャンマーへの進出に本腰を入れる状況となりました。
先日の朝日新聞の現地記者のレポートがありました。2010年10月に野党・国民民主連盟(NLD)の党員にインタビューした時には、記者自身が地元の人がはく巻きスカート「ロンジー」を着用し、店の客を装ってたずねて行ったというのです。取材中にも「政府のスパイらしい」人が店に出入りしていて、も早々に切り上げたそうです。
先日の国会議員補欠選挙の折には、アウンサンスーチーさんを先頭にNLDのメンバーも表に出て選挙活動ができるようになりました。長かった「監視社会」のしばりが少しずつゆるんでいるようです。
このコラムのタイトルは「もう大声で大丈夫」でした。大声で野党の人たちが自分達の主張を話せるようになったのです。ミャンマーからの電話も、きっと好きなだけ話すことができるようになっているはず。メールで簡単にやりとりできる現在、あの5分の電話のこと懐かしく思い出します。
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