「高齢ペットと暮らす」というコラムがありました。ペットが高齢化が進み、人間と同じように介護を必要とするケースが増えているというのです。犬の例があれこれ書いてありました。
散歩の途中で倒れた14歳のラブラドルレトリーバー。人間に換算すると100歳のおじいさんだそうです。倒れた後、体重28キロの身体を抱えて数時間おきに外に出して、おしっこをさせる。排便にも介助がいる。飼い主にとって全てが体力勝負となる介護だったそうです。
乳ガン、心臓病、腎臓病と次々に病気をする犬を抱える飼い主の月々の治療費の支払いは、20万円を超えることもあるとか。「家族です もの・・・」という飼い主の言葉はその通りなのですが、人間と違って、医療保険のないペットのかかりは大変なものです。
犬のサイズに合わ せた「おむつパンツ」や歩くのが不自由になった犬につける「歩行補助用ハーネス(胴輪)」などの介護用品が開発されているだけでなく、介護が必要な犬を一 時的に預かるデイケアやペットシッター、訪問介護サービスがあるというのは、人間と全く同じ。
寿命が人間より短いペットを飼うと、必ず 「別れ」が来るものです。わが家の先代プードルのクッキーは13歳でとても静かに旅立ちました。その一ヶ月前から食べなくなり、小さく小さくなってしまっ たのに、まだトイレに自分で行く努力をしていました。そして、眠ったままで天国に行きました。介護の苦労はほとんどなく、ただただ静かな最期(さいご)で した。
医療技術が進み、伝染病も減少し、ペットたちが長生きできる条件が整ってきているとはいうものの、人間とあまりにもべったり暮らし ているペットたちが、動物本来の生き様(ざま)をなくしてしまっているような気がするのは、私だけでしょうか・・・
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