私の「けやき便り」の最初のブログです。2008年4月24日、新緑のけやきの写真でスタートしました。
実母の在宅介護が始まり、介護のことで頭の中が一杯になる日々、偶然Bloggerに出会って始めたブログです。決まったテーマがあるわけでなく、ブログで何かを発信したいわけでもなく、全くの思いつきからだったのです。
その後の生活では、新聞、テレビラジオやネットを通して「外の世界」を見ることを心がけました。決まり切ったルーティーンの中で、認知症が進む母との時間は、ともすれば自分がどこかに行ってしまうような、そんな気持ちになってしまうのでした。誰かに話しかけたい、その気持ちをブログで綴っていた私でした。
長い文章を書いていた時期もありました。だんだん文章が短くなり、写真が増えてきました。コンパクトのデジカメから一眼レフ、そしてスマホへと撮影するものは変わってきましたが、文章に添える写真を集めるために、どんな時にも花を追いかけていた私でした。
自分でもあきれるぐらい、ブログにつける「ラベル」は散漫です。興味の対象があれこれ動いているのは、私の人生そのものかもしれません。私の記憶の何かを呼び起こすテーマがあると、自然に書いてみたくなるのでした。
毎日の更新がすごい、と言われることもありました。ですが書きたいことがたまっていて、掲載のタイミングが遅くなってしまうこともありました。スケジュール機能を使えば、毎朝の更新も苦労なく続けていけたのです。(決して朝7時に自分でアップしていたのではありません・・・)
何気なく始めたブログが丸10年になりました。スタートも思いつきだったのですが、「ブログじまい」も思いつきです。庭のけやきにうっすら雪が積もり、朝陽が差しています。「けやき便り」の最終稿にはふさわしい朝となりました。
「けやき便り」を読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
けやき便り
message from the house with a big KEYAKI tree
2018年12月29日土曜日
2018年12月27日木曜日
2018年12月26日水曜日
2018年12月25日火曜日
2018年12月24日月曜日
軍隊のない国
コスタリカの居候君が日本を出発しました。11月13日に来日。車いすフェンシングワールドカップの強力助っ人として大会準備をサポートしてくれました。本番前は時間がある限り、一人で京都をウロウロ。御朱印帳のコレクションも20を超えました。
16日に大会が終わってから、各国の仲間と一緒に京都観光。彼をガイドとしてみんなが期待していたようです。車いすの仲間も動けるように、あれこれ工夫して京都を楽しんだはずです。
彼はこれから極寒のモスクワに移動して約一ヶ月すごします。その後の予定は未定。コスタリカと日本の往復フライトの帰国便は3月4日の予定。それまでヨーロッパをあちこちウロウロするとか。
私の体調不良が続いた11月。居候君がいるのは少し大変でしたが、彼の大らかなゆったりした存在はとてもいい気晴らしともなりました。「コスタリカの人はみんなノンビリしているよ」と自ら言うように、細かいことにはこだわらず、でも大会運営などの仕事はきっちりこなす人材です。
1949年に軍隊を全廃した国、コスタリカ。軍備費用がいらないので、教育などに予算が回せるのだそうです。九州と四国を合わせたぐらいの大きさの国が軍隊を持たないと決めた、その決断を下した指導者はすごい。居候君の穏やかな性格やコスタリカについての評判を聞くと、その判断は素晴らしいレガシーを国に残したことがわかります。
新年度予算で国防費がとてつもなく膨れ上がっている日本。軍隊はない、自衛隊だと言い張ってみても、実情は同じ。私たちが将来の世代に残せるレガシーはどんなものなのでしょうか。
16日に大会が終わってから、各国の仲間と一緒に京都観光。彼をガイドとしてみんなが期待していたようです。車いすの仲間も動けるように、あれこれ工夫して京都を楽しんだはずです。
彼はこれから極寒のモスクワに移動して約一ヶ月すごします。その後の予定は未定。コスタリカと日本の往復フライトの帰国便は3月4日の予定。それまでヨーロッパをあちこちウロウロするとか。
私の体調不良が続いた11月。居候君がいるのは少し大変でしたが、彼の大らかなゆったりした存在はとてもいい気晴らしともなりました。「コスタリカの人はみんなノンビリしているよ」と自ら言うように、細かいことにはこだわらず、でも大会運営などの仕事はきっちりこなす人材です。
1949年に軍隊を全廃した国、コスタリカ。軍備費用がいらないので、教育などに予算が回せるのだそうです。九州と四国を合わせたぐらいの大きさの国が軍隊を持たないと決めた、その決断を下した指導者はすごい。居候君の穏やかな性格やコスタリカについての評判を聞くと、その判断は素晴らしいレガシーを国に残したことがわかります。
新年度予算で国防費がとてつもなく膨れ上がっている日本。軍隊はない、自衛隊だと言い張ってみても、実情は同じ。私たちが将来の世代に残せるレガシーはどんなものなのでしょうか。
2018年12月23日日曜日
2018年12月22日土曜日
登録:
投稿 (Atom)