日本のアウトドア総合メーカーのモンベル。創業者で社長の辰野勇さんとほぼ日の糸井重里さんによる
ほぼ日 対談。お二人ともユニークな会社経営者です。
もう10年前になるのですが、同志社大学のオフキャンパスプログラムで辰野さんのお話を直接伺ったことがあります。京町家の教室での気楽な講座。お得意の篠笛を披露してくださいました。
若い頃から山に魅せられて21歳の時にアイガー北壁の登頂を果たした辰野さん。多くの山での貴重な経験をあっさりと(さっぱりと)何気なく話していらっしゃるのですが、その内容はとても貴重な(重い)ものでした。
会社の社長としての辰野さんの目指すものが、今回、この対談を読んで、よくわかりました。
モンベルが30近い地方自治体と結んでいる包括連携協定「七つのミッション」
1)自然環境保全意識を高める
2)こどもたちの生きる力を育てる(野外教育)
3)人々の意見校増進(自然体験を通じて)
4)防災意識向上・災害時の対応力向上
5)地域経済の活性(エコツーリズムを通じて)
6)農林水産業のサポート
7)障がい者・高齢者のためのバリアフリー
会社そのものが地域の財産となる、それを実現しているモンベル。穏やかな辰野さんのお話ぶりを思い出しています。