2014年6月4日水曜日

思いがけないこと

シカゴからボルチモアに戻る日のこと。空港のセキュリティーを通る長い列に並んでいました。搭乗券と身分証明を調べる係官がそれぞれの列の前にいてチェックしていました。

友人宅でプリントアウトした搭乗券とパスポートを提出。免許証ではない私の身分証明書のパスポートを念入りにチェックした女性係官。「・・・??」と何やら早口で尋ねます。セキュリティーの前にいる係官から質問されることはあまりないことなので、ちょっと不意打ちをくらったような感じ。でも尋問されているわけでもないので「Yes」と返事。そしたら、係官が椅子から立ち上がって「こっちにきて」と案内してくれました。

何と、ずらり並んだセキュリティチェックの関所の裏側にある「急ぐ人用」のセキュリティ。私の前に男女二人がいるだけでガラガラ。「腰に巻いているジャケットははずして。ポケットに携帯はない?」と男性係官が聞きます。「コンピューターは出すのですか?」と聞いたら、「そのままでいいよ」とのこと。普通のラインに並ぶ時は、コンピューターはカバンから出して、くつも脱いで、とあれこれすることがあるのに、何もなし。金属探知のゲートをくぐって、「OK」でおしまい。

私のフライトまではまだ1時間以上ありましたから、そんなに大急ぎではなかったのに、なぜあの女性係官は私を別のレーンに案内してくれたのでしょうか?不思議・・・

何本もある「長蛇の列」ではなくて、あまりに簡単なセキュリティー通過。理由ははっきりしないけれど、思いがけないプレゼントでちょっと嬉しくなった朝でした。

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