寒さの厳しいシカゴ、この時期小学校に通う子どもたちは「ぶあつい」ジャケットを着こみ、スノーブーツをはいて登校していました。学校内は暖房がきいていますから、校舎に入るとき、ボランティアのお母さんたちが、低学年の子どもたちを手伝って、ジャケットやブーツを脱がせていたものでした。
シカゴ郊外の公立小学校の小さな校舎は、とても開放的で、どこからでも出入り自由。授業のお手伝いをするために、よく通った私でした。校長先生とも気楽にお話ができ、学校中のみんなが顔見知りでした。
セキュリティ強化を計画していた、コネティカットの小学校での銃乱射事件。授業中は入り口をロックしていたはずなのに、この襲撃犯は学校に押し入っています。
「警備の専門家を雇い、学校の入り口を空港並にするしかないのでは」とコメントするアメリカ人の胸中はどのようなものでしょうか。民間人が3億丁の銃を持つというアメリカ。今回のような事件は、どこで起こっても不思議はない国。でも、自己防衛を当然とする国では、銃規制が強化されることはありません。
私のシカゴでの懐かしい思い出はもう30年近く前のこと。同じアメリカなのに・・・
亡くなった幼い命とそれを守ろうとして力尽きた命を想います。
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