2012年11月23日金曜日

おしゃべり環境

元気に100歳を超えて人気者だった「きんさん・ぎんさん」姉妹。ぎんさんの娘さんたち4人のことをこのところよく目にします。http://www.asahi.com/national/update/0829/NGY201208290004.html
98歳から88歳までの四人の平均年齢は92歳。みなさん「独立」して生活を続けています。

数年前、認知症状が出始めた一人暮らしの長女。同じく一人暮らしだった三女(次女は幼少時に死亡)が同居して生活のサポートを始めると、食事の用意ができるようになり、会話も普通に戻ったとか。一番下の88歳(!)の五女の運転で、わいわいと買い物にも出かける風景も日常のこと。


クローズアップ現代で取り上げられた、この四姉妹の元気の源は、毎日のおしゃべり。お互いの共通の話題でにぎやかに盛り上がります。「そういえば、そうだった効果」と名付けられていたこのおしゃべり、自分の記憶に他の人の記憶が重なり、よりしっかりと記憶が再現できるようになるのだそうです。このおしゃべり中は、脳内の血流も驚くほど多くなり、わっはっはと笑いながらの会話はお年寄りのものとも思えないほど豪快です。

この四姉妹について調査した医師は、「お年寄りは多かれ少なかれ鬱(うつ)の傾向があるものですが、この方々には全くそれがありません」。

前向きに、「あの世」のことを語り、冗談を言い合ってお互いを笑い飛ばす。この四姉妹、なんともうらやましい「おしゃべり環境」をお持ちのようです。

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