2008年5月30日金曜日

早苗田


早苗(さなえ):苗代から田へ移し植えるころの稲の苗

早苗田:ラジオから聞こえてきたことば、今の田んぼのこと

「がんばれ・がんばれ」の苗も大きくなりました

2008年5月29日木曜日

CNNのニュースから

cnn.com
Woman dies after life spent in iron lung

今日の夕方のcnn.comトップ頁に出ている記事です。(クリックしてください)

ポリオで3才の時に自己呼吸ができなくなったアメリカ・テネシー州の Dianne Odell さんが、停電による人工肺の停止で亡くなったというものです。ほぼ60年間、鉄製の人工肺の中で過ごした彼女は、背骨がしっかりしていないので、最新のポータブル人工肺を装着することはできませんでした。340キロもある「鉄の肺」が彼女を生かし続けたのです。

友人達が語ります。

"Dianne was one of the kindest and most considerate people you could meet. She was always concerned about others and their well-being. Dianne accepted her life with grace."

「ダイアンほど親切で思いやりのある人はいませんでした。いつも他の人を気遣い、その人達の幸福を思っていたのです。彼女は自分の人生を潔く受け入れていました。」 

"Everyone she encountered came to her because they cared about her, so she grew up in her 61 years thinking every person is good."

「みんながダイアンのことを大切に思っていたから、彼女が出会った人はみんな彼女のもとにやってきたのです。ですから61年の人生で、彼女は人はどの人も『いい人』だと思って過ごしていました。」

そしてダイアンさんは言うのです。

"I've had a very good life, filled with love and family and faith. You can make life good, or you can make it bad."

「愛と家族、そして信仰で満たされたすばらしい人生を私は送ってきました。あなた自身が人生を良くすることも、悪くすることもできるのです。」


人間ってすごいですね・・・

2008年5月28日水曜日

100年カレンダー

21世紀全ての日にちを記した100年カレンダー・・・と言われても、一体どんなものなのでしょう。

今後100年以上仕事を続ける覚悟をもって、そのカレンダーを社内に掲げている会社があると朝日新聞にありました。目先の利益にだけとらわれることなく、着実な仕事を旨としてきた創業50年になる会社だそうです。

この会社の会長は新入社員をこの100年カレンダーの前につれて行き、「あなたの命日はこの中にあります。いつでしょう?」と問いかけるとか。そう聞かれた新入社員、さぞかしびっくりすることでしょう。彼らの「日常に向き合う考え方が変わる」と記事にありました。

人の命の時間を改めて考え、そこから「今」を見つめ直す、そんな作業が100年カレンダーの前で行われるのでしょうか。

人は大きな時間の流れの中で「今」という時を重ねて生きていく。私の「今」も母の「今」も全く同じ。「今」が重なり合った日々を大切にしたい、そう思います。

2008年5月27日火曜日

春桜?



秋桜(あきざくら)とはコスモスの別名
では春桜は・・・?
辞書にもありません

近所の畑には5月にコスモスの花
梅雨の季節や夏の暑さの中でずっと咲き続けるのでしょうか?

それともやっぱり「春桜」になるのでしょうか?

2008年5月26日月曜日

音のことば

ことばには2種類あります。書きことば(文字のことば)と音のことば(話ことば)です。

英語を教えたり、英語を使う仕事をしている私ですが、日本語の話し方もとても気になる人種です。「洋服がきれる」と聞くと、私の耳がピクッと動きます。娘は小さい頃から、その私の反応をおもしろそうに眺めていたものです。

NHKのラジオテキスト「ことば力アップ」に話しことばについて、こんな文章がありました。

「話しことば」の特性と、そのやっかいさを並べ上げてみましょう。
 1) 音でできていることば・・・適切な音でないとわからない。
 2) 消えることば・・・今しかなく後で確認できない。
 3) 順に出てくることば・・・先の見通しがつかない。
 4) 目の前に相手のあることば・・・伝わらないと意味がない。
 5) 気持ちが表れることば・・・人間性も出る。

日本語の話し方の訓練を受けたことのある日本人はそれほど多くありません。母国語だから話せて当たり前・・・ではあるのですが、わかりやすく、正しく自分の気持ちを相手に伝えるのはなかなか大変です。

「あんなこと言うんじゃなかった・・・」
「わかってもらえたかな・・・」
反省のことばもしばしば登場します。

外国語を勉強すると、いやでも母国語との違いに気がつきます。そこがチャンス。外国語学習は母国語能力向上のすばらしい機会です。みなさん、しっかりした発音で、正しい日本語を話しましょう!(文部科学省御用達ブログとなりました・・・)

2008年5月25日日曜日

2008年5月24日土曜日

お祈りジャカランダ

小さな鉢植えのジャカランダ

新しい葉のお祈り

1センチに満たない小さなお祈り

ぐっと近づいてマクロ撮影

2008年5月23日金曜日

小町寺


有名な神社仏閣に溢れる京都の街。歴史が長いだけあって、色んな時代の、色んな史実に基づいた(もしくは伝説の)建物や史跡もあちこちに見られます。

京都マニアの方々が探し出して訪れるようなお寺が左京区静市(しずいち)市原町にあります。小町寺(補陀洛寺・ふだらくじ)という名前のこのお寺に、小野小町(おののこまち)老衰像が安置されているのです。あの絶世の美女だったと伝えられている小野小町です。

老いさらばえてあばらの浮いたこの像は、華やかであったと言われた小町の人生も、時間が経てばかくやあらんと私たちに見せてくれているのですね。

それにしても、たとえこのような姿であっても、お寺に祭られている小野小町、やっぱり当時の人にとっては放っておけない存在だったのでしょう。ちょっと「こわい」写真を掲載します・・・  (撮影:小松真一氏)

2008年5月21日水曜日

ひなたぼっこ

おーい、こっちへ来いよ!


(登場人物が小さいので写真をクリックしてください)


ダメ・・・動けない・・・
        いい気持ち・・・

2008年5月20日火曜日

後期高齢者医療


これがあれこれ話題を提供している後期高齢者医療の被保険者証です。大きさは約13×9センチ。国民健康保険の方はご存知でしょうが、最近はコンピューターで打ち込んだ内容をプリントアウトしたものが保険証になりますから、この保険証の用紙もそれほど厚いものではありません。

そして何よりも、この保険証、本人の情報だけが記載されますから、たったの1頁なのです。カード形式になった社会保険は別として、私たちが保険証と思うものは、少なくとも三つ折になっていました。年配の方々にとってはそれが「保険証」なのだと思います。

確かに文字も大きくはありません。送付された時に、ビニールのカバーが同封されていましたが、内容がわからない方々には、これが大事な保険証であると認識するのは多分難しかったのでは、と思います。ビニールのカバーの中に入れて送付するという一手間をかければ、何か「特別なもの」と感じられたのかもしれません。

今日からこの後期高齢者医療の見直し作業が始まるとラジオのニュースで言っていました。来月93才になる母は「立派な」後期高齢者ですが、今エベレストにアタックしようとしている三浦雄一郎氏も75才の後期高齢者。名称も含めて、どんな論議がなされることでしょうか。

75才以上の高齢者の医療費は普通の成人の5倍かかっているとか。でも我が家の「後期高齢者」は認知症で、歩行がおぼつかなくなったこと以外は、見事な体力を保持しています。昨日もかかりつけのお医者さまが「血液成分が見事に普通値です。このお年なら減少してもおかしくないのですけれどね。血の気が多いのかな。」とおっしゃいました。

暴飲暴食をしない母でした。10代から70代半ばまでたばこを一日一箱は飲み続けた母でした。でも医療費はお陰様で、通常のチェックアップ費用だけで過ごしています。

2008年5月19日月曜日

今朝の新聞に 2

asahi.com news
いまだ生き埋め9500人、150時間ぶり女性救出も

下線のついた文をクリックしてください。

この頁の最初の写真は19日付朝日新聞朝刊一面の掲載写真です。

“「弟が・・・」埋まる命”という見出し文字とともに、
私の目に飛び込んで来た写真です。

2008年5月18日日曜日

今朝の新聞に

今朝の新聞に新華社による「中国・四川大地震被害まとめ」というコラムが
掲載されていました。

死者   (推計)5万人以上
     (確認)2万8881人
生き埋め   約1万600人
負傷者   19万8347人
被災者   1000万人超
倒壊家屋   約313万戸
損壊家屋  約1561万戸

この数字を「まとめて」考えてはいけないと思います。
どんなに数字が大きくても、その中の一人一人の運命を変えてしまった
大きな災害であることをしっかり覚えていなくてはと思います。

2008年5月17日土曜日

黄菖蒲



宝ヶ池菖蒲園の黄菖蒲(きしょうぶ)
池の周りのあちこちに咲いていました

2008年5月16日金曜日

英語「で」学ぶ

私の父方の祖母は私の5才の時に亡くなりました。病気がちの祖母にはあまり会えなかった私でしたが、体調の良い時にベッドの上に座り(50年以上も前なのに、なぜかお布団ではありませんでした)編み物をしていた姿を覚えているのです。

この祖母はとてもハイカラさんで、編み物だけでなく、お料理も英語の本を読んでいたとか。限られた表現が繰り返しでてくるのですから、ある程度単語がわかるようになれば、編み方や料理方法を理解できていたようです。

自分の興味のあることを英語「で」学ぶ。これが英語上達の早道だと思います。日本語でドンドン読んでいる分野の本を英語で読む。最初は辞書片手でたとえ1頁ずつであっても、次はどんなことが書いてあるかな・・・そんな風に思える本に出会ったら、きっと継続できるはず。

現在は本の朗読を録音した「オーディオブック」も簡単に手に入るのですから、それを繰り返し聞くこともしかり。自分の生活のリズムに合わせて工夫してみること、そして無理はしないこと。

英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶ。これが大人になってからの英語習得の極意なのでは・・・

2008年5月15日木曜日

がんばれ・がんばれ






我が家の近くの田んぼの田植えが終わりました

よく見たら、水から頭を出していない「ちび」の苗がいくつも・・

           がんばれ・がんばれ・早く大きくなれ!

2008年5月13日火曜日

でっかい木



京都府立植物園の開園は1924年、大正13年

私の大好きな木の一つ

名前は?

「フウ」・・・「Who?」

2008年5月12日月曜日

冷えにご用心

季節はずれの涼しさ(寒さ)の週末となりました。重ね着をしたり、夜にはお布団を引っ張り出したりの自己防衛です。

首の後がスースーしていました。寒い季節なら、タートルネックを着たり、スカーフを巻いたり、ちゃんと温める工夫をするのですが、ついつい薄着のままでいたのです。

「風池」「風府」というツボのあるところです。ここから「寒」が入るとも言われるところです。ぞくっとする・・・あの感覚が出るところです。

ちゃんと身体は注意信号を出してくれていたのです。でも「もう5月だから・・」そんな気持ちでその信号を無視していました。そして結果は・・・身体がだるい・・・

今朝はちゃんとタートルネックを引っ張り出して着ています。暖かくなりました。

2008年5月11日日曜日

母の日

母の日に「母」の漢字をながめてた

箱の中の点々がつながって見える

ゆらゆらとうるんで見える・・・

2008年5月9日金曜日

マイケアプラン

「私にもつくれますマイケアプラン」という冊子が手元にあります。母が介護保険を受け始めた頃、サービスの数も少なかったので、本人や家族がケアプランを作る「マイケアプラン」の方法を地域包括支援センターの方から教えていただきました。マイケアプラン研究会が編集した冊子で、表紙に「介護サービスと楽しく上手につきあうために」という副題があります。

受けるケアの月間予定を作り、前月の実施状況を報告する書類とともに、私の場合は区役所の担当窓口に提出するのがこのマイケアプランです。介護保険を受ける本人や家族にとってどんなケアが必要なのかを、プロにお任せにするのではなく、自分(達)で考える、介護保険に関しての知識もしっかり手に入れる、そのためには、とても勉強になる作業です。

ただ、慣れるまでには書類の書き込みを間違ったり、わからないことがあれこれあって、少々混乱しました。区役所の窓口で担当の方々に丁寧に教えていただき、「はい、これで結構です」となるまで質問を繰り返しました。慣れてしまえば、変更がない限り毎月同じ作業の繰り返しですが、書類の文字はとても小さく、似たような形式のものが数枚あり、いつもどこかにミスをしてしまった私でした。

その後お願いするようになったケアマネージャーさんは、「デスクワークがとても多いのですよ。もっと出かける時間を取って、皆さんを訪問したいのですが、いつも書類作りに追われています。制度の変更も多く戸惑うこともたくさんあります。」とおっしゃっています。

この複雑な書類作成業務、簡単にならないものでしょうか。お医者さまを含めて、提出書類の多さに時間を取られている人のいかに多いことか。提出された膨大な書類に目を通す時間に追われる方もいらっしゃるはずですよね・・・

2008年5月7日水曜日

5月のシクラメン



5月にシクラメンが満開になりました
おととしの年末に買った・・・いや誰かにいただいた・・・それも忘れています

去年は庭のすみにいて、気がついた時だけ水をやっていました
冬の寒さにもほったらかしでした

春先に花芽をみつけたのです、それも一杯!
そしてここまで見事に咲きました!!

捨て育ちのシクラメン
私の育児と同じです・・・
そして介護も・・・

2008年5月6日火曜日

はじめの一歩

“地域包括支援センター”をご存知でしょうか?介護のあらゆる相談や問題を一カ所で解決できる窓口として、06年施行の介護保険法改正で新設されました。人口2万~3万人に1カ所の設置が目安で、今年の4月には、ほぼ全国の市町村で整備されたようです。

去年の5月頃でしょうか、近くの駅前にある地域包括支援センターに電話をしてみました。「92才の母と同居するのですが、どうしたらいいですか?」。まずその質問からスタートしました。

在宅介護は家族構成から生活状況まで、色々な条件の中で、それぞれのケースが独特のものとなります。センターの方からの質問に答える中で、私も自分の場合がどうなのかがおぼろげに見えてきました。

まず介護認定を受けること。その認定度によって、受けられる介護が決まること。住宅改修も介護保険でカバーできること。介護用品のレンタルを含めて、母を受け入れる準備があれこれあること・・・

現在では色々なサービスを利用して、毎日の生活に母なりのリズムがあるのですが、ここにたどり着くまでは試行錯誤の連続でした。それを支えてくださるのは、当初は地域包括支援センターのスタッフであり、今は介護プランの全てを取り仕切ってくださるケアマネージャーさんです。

後期高齢者医療のこと、介護保険、年金のこと、全てがコロコロ変わり、何が何だかわからない現在の状況です。介護を受ける人や家族にとって、何でも相談できる人が必要です。私にとって、地域包括支援センターへの電話が全てをスタートさせる“はじめの一歩”でした。

2008年5月4日日曜日

天地無用・・・ではありません






植物園のベンチに寝そべってみました
葉っぱが光を受けてキラキラしていました

上の写真3枚を合わせるとこんな感じに・・・

Googleの写真管理ツールPicasaの中の「コラージュ」をクリック
上下左右、どの方向にしてもOKの写真が出来上がり

2008年5月3日土曜日

人は脳で聞く

先日のNHKためしてガッテンで、「人は脳で聞く」という言葉がでてきました。音が耳を通過するから聞こえるという機械的な解釈でなく、理解したり、判別するのは脳が選んで聞いているのだそうです。「そうなんだ!」と一人でガッテンしていました。

英語の発音訓練をしていると、耳に「聞こえて」いるはずの音が、どうしてもわからない・・・と悩む人がいます。「耳が慣れていない」と言ってしまえばそれまでなのですが、自分が知っている音以外が耳を通過しても、それがどういうものなのか、判別しかねる状態なのだと思います。

以前中国語の発音を習っていた時、私にはどうしても区別ができない音がありました。何度聞いても「同じ」なのです。でもある時、それがふっと聞こえてきたのです。自分でも「アレッ!」と思った瞬間でした。繰り返し聞くことで、その音が私の耳に定着した、そんな感じでした。でもそれは、私の脳がはっきりと二つの音を識別できた瞬間だったのです。

この経験以降、私は「理解ある先生」(?)になれたと思っています。英語の発音を勉強している人に、「なんで聞こえないの?区別できないの?」とは思わず、「その時」がくるまで、何回も何回も音を送り続けることの大切さを知ったからです。

発音訓練は自転車に乗る練習と同じだと聞いたことがあります。一度身につけると一生抜けないのだそうです。単に暗記したものとは違い、自分自身にしっかり定着した発音は「一生もの」。この「お宝」を身につけて、英語力アップはいかがでしょうか?

2008年5月2日金曜日

藤の季節



小さい頃に住んでいた家に藤棚がありました。
毎年この季節になると、藤の香りを思い出します。

植物園の藤棚と山藤の写真です。

我が家から車で北へ約10分、大きな木のデコレーションとなった山藤を見つけました。
一年でこの季節のひとときだけ、山藤が「ここにいるよ」と話しかけてきます。

(写真をクリックしてください。藤の房が見えてきます。自分で試してみて、「オッ、やった!」でした。)

2008年5月1日木曜日

ちゃんとするの・・・

「ちゃんとたたんでおいて」
「いいじゃない、また使うのだから・・・」
「でも、たたんでおかなきゃ。」

母の食事のあと、エプロンをはずした時の会話です。

ちゃんとたたんでおきたいのは母。
どこかにひっかけておけばいいのは私。

根っからのきれい好きだった母。
トイレのタオルが曲がっていると今でもまっすぐにしたい母。

久しぶりにできた短い会話のキャッチボール。