まいにち
満員電車に乗って
人を人とも
思わなくなった
インターネットの
掲示板のカキコミで
心を心とも
思わなくなった
虐待死や
自殺のひんぱつに
命を命と
思わなくなった
じゅんび
は
ばっちりだ
戦争を戦争と
思わなくなるために
いよいよ
明日戦争がはじまる
宮尾節子
7年前に書かれたこの詩
今の世相を予見していたかのような詩
インターネット上で評判に
作者は著作権を放棄して、この詩の自然な広がりを見守る
「みなさんの拡散や引用がなければ、このように読まれることのなかった詩です。
(中略)どうぞご自由にお使いください。願わくば平和のために」と記して
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