久しぶりに友人に連絡を取りました。娘より若い「友人」です。以前の職場で一緒に働いた人です。
息子さんが幼稚園の時から不登校になっています。ほぼ在宅での学習が続いていました。時折連絡をしておしゃべりをする彼女の声は昔と同じ。日常の大変さを感じさせないものでした。
「○○ちゃん、いくつになったのかな?」
「中学一年生です」
「学校に行けるようになったの?」
「マイペースですが、学校に行ってますよ。
実験とか、興味のあるものもあるので。
うちの子のような子どものために部屋があるのです。
職員室の隣で、手の空いた先生が勉強をみてくれたり・・
何人かの生徒がそれぞれ、自分のペースで通っています」
目からうろこの会話でした。不登校の生徒を、毎日登校させようとするのではなく、それぞれの子どものペースで学校とのつながりを作っているのですね。地域によっても違うのかもしれませんが、義務教育での不登校生徒への対応として、以前では考えられなかった柔軟な対応ができています。
不登校は既存のシステムに対応できない子どもたちの自己防衛とも言える行動のような気がするのです。学校という学びの場が大切なのは十分承知ですが、「おなじこと」ができない子どもたちにとっては辛い環境のはず。
子どもの一人一人にきめ細かく対応できる教育であってほしい、と思います。