2008年4月30日水曜日

京都府立植物園




春の植物園といえばチューリップ
連休の谷間の月曜日
園内は子ども達の声があふれていました

2008年4月29日火曜日

老いるということ

母との同居がスタートしたのは昨年の6月。ほぼ10ヶ月となりました。92才。介護保険の介護度3で、認知症があり、生活全てに「介護」が必要です。

戸惑いと混乱が続いた当初約2ヶ月。私が思っていた以上に、母は母ではありませんでした。母の世界がどうなっているのか、それがわからずに、私の心があれこれ迷っていました。

人は年齢を重ねることで、人生の幅を増し豊かになっていく、そう信じていた、というより、信じていたかった私です。でも目の前にいる母は、私が知っている母とは全く違う人でした。そんな母の姿が許せなかった、それが多分私の本音でした。

何をするでもなく、ただ座っていて、時に部屋の中をウロウロしている。テレビやあれほど好きだった本にも何の反応を示さない。母は一体何をしているのだろうか、それをずっと考えていました。

そんな時「“doing”から“being”への変化、それが老いるということである」という言葉に出会いました。何かをするのではなく、ただそこに居る、その存在そのものが老いであるというのです。つまり今の母なのです。

ヨチヨチであっても、一人で歩けて、夜はよく寝て、食事もちゃんと一人で食べられる。母の「いいことさがし」を心の中で繰り返しながら、“being”の母との生活が続いています。

2008年4月27日日曜日

蓮華寺風景





蓮華寺の写真を並べてみました。作成画面とブログの画面の表示が違うようです。思うとおりのレイアウトは・・・さて、どうやったらいいのでしょうか?ブログ双葉マーク(初心者)には、ちょっと難しいのです。

2008年4月26日土曜日

小さなお寺


洛北・八瀬にある蓮華寺に行ってきました。門前をいつも車で通るので、随分前から気になっていたお寺です。道から奥まったところにある山門がもみじに彩られていた去年の秋、観光客の車で一杯になっていた駐車場を横目で見ながら、「春になったら行ってみよう」、そう思っていました。

開け放たれた部屋からの眺めです。庭全体に新緑のもみじがあふれていました。雨が多かったせいか、苔の緑も光っていました。秋の紅葉はさぞや見事なことでしょう。

ゴールデンウィークを前にした、京都の小さなお寺での心静かなひとときでした。

2008年4月24日木曜日

新緑の季節になりました


桜の季節が終わったとたんに、今年は大急ぎで新緑の季節になってしまったようです。我が家のけやきにも新しい葉が出そろい、日に日に大きくなっています。ひょろひょろした「株立ち」の木がこの庭に来てから今年は20年となりました。丸みを帯びた幹が数本、我が家の庭の主は今年も元気です。

一昨年の秋、枝が大きくなりすぎたので、植木やさんに切り込んでもらいました。高い枝がほぼなくなった状態になりました。本当の「丸坊主」、ちょっと心配になったほどでした。

そして、昨年の春、新芽を見てびっくり!とにかく大きいのです。普段の葉っぱの三倍はあるような葉がどんどん出てきました。細い枝があちこちににょきにょきのびで、そこに巨大な葉っぱが並びます。それはいつも見慣れた新緑とは全く違う光景でした。

そして今年、新しい葉は以前と同じ大きさに戻りました。去年あれほど一杯出てきた細い枝は、半分以上、葉をつけない状態となりました。突然枝を切り取られ、けやき自身、「こりゃ大変だ」と思ったに違いありません。大きな葉をつけることで、身体の中に栄養をため込もうとしたのでしょうか。

青空と若葉の緑、けやきを見上げながら、「おどろかせて、ごめんね」と心の中であやまった私でした。